「パパ!どこ行くの?」スポンサー権に過去最高3億元
芸能人がお父さん役になり子どもと農村体験などをする衛星テレビ放送・湖南衛視のバラエティ番組「パパ!どこ行くの?」が爆発的な人気を博し、その経済効果がいまも続いている。2日には冠スポンサーに3億1199万元の値が付き、総合バラエティ番組として過去最高を更新した。「国際金融報」が伝えた。
同番組第2シーズンのために開かれた入札で、冠スポンサーの権利が3億1199億元の高値で落札され、今年の入札シーズンで最も高い冠スポンサー価格となった。同番組は名実ともに衛星放送の「スポンサーの王様」になった。ある業界関係者の話によると、この数字は中国テレビ史上のシーズンごとの放送番組のスポンサー価格としても、過去最高になるという。
別の業界関係者は次のように指摘する。これまで業界では、「パパ!どこ行くの?」は非常に人気があるので、第2シーズンの冠スポンサー価格は2億元を超えるといわれていたが、最終的に3億1200万元に迫り、業界をびっくりさせた。
楽正伝媒の研究開発・コンサルティング部門の彭侃総監は、冠スポンサー価格は予想を上回ったが、それでも合理的な範囲に収まったと話す。
この番組がこれほど大きな「集金力」を発揮する原因はなんだろうか。ある専門家は、最も重要なことは「パパ!どこ行くの?」という番組のコンセプトが優れていること、国内の他の娯楽番組と異なる制作方法に魅力があることだという。
このほどある研究機関が娯楽案組のコンセプトに対する評価を調査したところ、「パパ!どこ行くの?」はまだマイナス評価がゼロにはなっていないが、好感度は89%に達し、「中国好声音」(ザ・ボイス・オブ・チャイナ)や「非誠勿擾」(狙った恋の落とし方)、同じく湖南衛視の「快楽男声」、「快楽大本営」、「天天向上」などを上回った。