流動性は全体として余裕ある 人民銀
このほどあるメディアが、9月末は月末でもあり期末でもあり、銀行に資金不足の現象がみられたと報じた。これについて中国人民銀行(中央銀行)の報道官は、中国の銀行システムにおける流動性の供給は全体としてまだ余裕があるとコメントした。
同報道官によると、規模の点で、中国経済の基本的な側面は全体的に安定しており、特にここ数カ月は輸出情勢が改善をみせ、貿易黒字が引き続き高水準で増加している。世界では、米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和政策を延期。こうした要因の影響により、外貨の流入が目立って増加し、銀行システムでは流動性の伸びが加速した。今後しばらく、銀行システムの流動性は合理的な水準におさまるとみられる。
また個人の初めての居住用不動産購入ニーズに対応するための合理的な貸出の需要に積極的に対応するという政策の方向性は変わらないという。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年10月17日