日経BP社が10月に横浜で「Smart City Week 2013」を開催へ
日経BP社が主催する、シティ・イノベーションの実現に向けた課題と成功のカギを探る国際会議&展示会「Smart City Week 2013」が10月21日から25日までパシフィコ横浜で開催される。同会議&展示会の公式サイトでは、このほど、参加者の事前登録受付が開始された。
第3回目を迎える「Smart City Week 2013」の今年のテーマは「シティ・イノベーション」。自治体と企業が先導的に取り組んできたスマートシティは、現在、実証実験から社会実装へと移行しつつある。多くの市民がスマートシティに関わるようになり、市民、自治体、企業に対してこれまでの常識にとらわれない大きな意識改革が求められている。この動きは、「シティ・イノベーション」と呼ばれている。
都市が抱える課題が増大する一方、課題解決のための資金や人的リソースが不足している現状を打破するには、常識・制度を革新し、自治体の旗振りの下に、住民・企業を巻き込んだ形で取り組むことが不可欠となる。「Smart City Week 2013」では、シティ・イノベーションの具体化に向け、幅広いステークホルダーを巻き込んだ多彩なプログラムが展開される。
10月22日と23日に開催される国際会議では、日産自動車やイオン、米GE、北原総合病院(東京・八王子の病院を核とした街づくり)、山万(千葉・ユーカリが丘のディベロッパー)などがこれまでの取り組みを発表する。また、都市機能の多くを民間企業に委託し、行政サービスの大改革を行った米国サンデースプリングス市のシティマネジャーが、新しい都市の姿を紹介するほか、企業のプロジェクト責任者や地方自治体の幹部を交え、行政のイノベーションやスマートシティのビジネスモデルを徹底討論するパネルディスカッションも予定されている。
24日と25日には、スマートシティ・プロジェクトを手掛ける企業の経営トップが登壇するほか、竹中平蔵氏(慶応大学教授)や隈研吾氏(東京大学教授・建築家)、楡周平氏(小説家)らが、コメンテーターとして出席する予定だ。
「Smart City Week 2013」は事前登録すれば無料で参加できる。(一部会議は有料)。申し込みは「Smart City Week 2013」の公式サイトから。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年9月6日