日本の民間企業従業員 3割が失業を懸念
調査報告書によると、日本の民間企業の従業員のうち約3割は失業を懸念しており、4分の1以上の従業員は過去1年間で賃金が減少した。新華網が伝えた。
同報告書は、シンクタンク「連合総合生活開発研究所」が13日に発表したもので、東京と大阪の20−60代前半の会社員2000人が調査対象となった。
回答者の34.6%は「失業を懸念している」、26.8%は「過去1年間で賃金が減少した」と回答した。「所得が増えた」と回答した人は22.6%、「今後1年間で所得が増えると思う」とした人は、18.9%のみとなった。
「過去1年間で、苦しい家計を強いられた」とした人は30.4%を占めた。この回答を選んだ人は、年齢が40−60代前半で、家庭の年間所得が400万円未満の、仕事が安定していない人が多かった。家庭総資産(銀行預金を含む)が100万円未満と答えた人は23.9%を占めた。
共同通信社は同研究所の関係者の発言を引用し、「経済の好転を予想する人が増加しているが、同報告書から見ると、労働者にその実感はないことがわかる。多くの人、特に中小企業の従業員と派遣社員は失業を懸念している」と伝えた。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年5月16日