広交会に海外バイヤー20万人 輸出成約額8%増
【中日対訳】 第113回中国輸出入商品交易会(広交会)が5日に閉幕した。広交会組織委員会によると、このたびの広交会の運営状況は全体として安定したものとなり、211の国と地域から20万2766人のバイヤーが参加し、再び20万人の大台に届いた。参加バイヤー数だけでなく、取引量も回復的な伸びを示したという。「人民日報」海外版が伝えた。
今回の輸出成約額は355億4千万ドルで、前回となる秋の広交会に比べて8.8%増加し、約一年前に行われた前々回となる春の広交会との比較では1.4%減少した。欧州連合(EU)との成約額は前回比6.3%増、前々回比4.9%減、米国との成約額は前回比9.9%増、前々回比0.5%減、日本との成約額は前回比38%増、前々回比12.6%減だった。中国も一員である新興5カ国(BRICS)のインド、ブラジル、ロシア、南アフリカとの成約額は前回比6.0%増加し、前々回比では5.2%増加した。中東地域との成約額は前回比10.0%増、前々回比3.8%増。東南アジア諸国連合(ASEAN)との成約額は前回比1.5%増、前々回比6.5%減。成立した取り引きは前回に続いて中期・短期が多く、長期は少なく、金融危機の影響を受けて、バイヤーが慎重な姿勢を採り続けていること、国内企業が原材料価格や為替の変動を懸念して長期の取引に踏み切ろうとしないことがうかがえる。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年5月6日