社会全体の物流総額が146兆元に 物流効率に課題残る
中国物流調達連合会が25日に発表した報告書によると、今年1-10月の社会全体の物流総額は前年同期比9.6%増の146兆4000億元に達した。社会物流コストは依然として高額だが、物流経営効果の低下に明らかな改善は見られない。新華社が伝えた。
データによると、今年1-10月の社会全体の物流総額の増加率は1-9月と同水準となり、安定化に向けた基礎がさらに固められた。このうち工業製品物流総額は10%増の133兆6000億元となった。輸入貨物物流総額は6.7%増の9兆5000億元。企業・部門および住民による物品の物流総額は20%増、リサイクル資源物流総額は10.3%増となり、いずれも高い増加率を維持した。
一方で、社会全体の物流総額は依然として高額で、今年1-10月は前年同期比11.5%増の7兆2000億元に達した。この増加率は1-9月より0.2ポイント上昇し、1-9月の総額を1.9ポイント上回った。これは経済運営における物流コストが、依然として高額であることを示している。
しかし、物流経営効果の低下には、明らかな改善が見られなかった。
データによると、今年1-9月の重点物流企業の主業務収入は前年同期比20.6%増となったが、主業務コストはこれを1.4ポイント上回る22%増となった。今年1-9月の重点物流企業主業務収入の利益率は4.7%となったが、港湾企業の利益率を差し引いた場合は3.6%に留まり、いずれも1-8月よりやや低下した。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年11月26日