淘宝網が現金還元を排除へ リベートサイトに大きな打撃
淘宝連盟はこのほど、ショッピングサイト「淘宝網」内での買物について、来年1月1日以降はポイント還元、プレゼント贈呈、優待券贈呈など現金以外の利益還元方式のみを支持し、現金還元は支持しないと表明した。淘宝連盟は規則変更の理由について、現金還元額を誇大に宣伝する、規則に違反して現金を還元しないなどのケースが見られ、消費者の利益が侵害され、価格システムにも影響を与えていることを指摘した。南方日報が伝えた。
2010年後半以降、各種「リベート」サイトが続々登場した。消費者はリベートサイトを通じてショッピングサイトにログインし、買物をするだけで、3-20%の現金を還元される。だがこうしたサイトの中には、どさくさにまぎれて不正な利益を得る羊頭狗肉の業者が少なくない。
今回の淘宝の現金還元の排除決定が、リベートサイトにとって重大な打撃となることは間違いない。
このほか、新規則によると淘宝と協力するリベートサイトは電子決済サービス「支払宝」のポイントシステム「集分宝」に接続しなければならない。このため今回の規則変更による最大の受益者は「集分宝」でもある。返還網の陳方毅CEOは「この新規則はクローズドループの取引を構築しようとするもので、最終的にはサイト全体で通用するポイントシステムの構築を構想している」と指摘する。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年11月25日