国産粉ミルク 信頼再構築の道はなお険しい (2)
人々の信頼が冷え込んだ今、国産粉ミルクに対する不信の声には理性的でないところもあるが、国産粉ミルクが信頼を再構築したいと思うなら、業界団体が出てきて「歌う」だけでは、おそらく人々の信頼は勝ち取れず、逆の結果になる可能性もある。国産粉ミルクは人々の懸念を徐々に解消しなければならないし、より重要なのは産業チェーンの川上から川下に至る各部分の主体がともにたゆまず努力し、独立した透明性のある公正な監督管理が行われることだ、ということは確実に言える。
中国には、「ある日ヘビにかまれ、それから10年も井戸のつるべの縄を怖がる」ということわざがある。企業や産業が人々の信頼を失うことはたやすいが、信頼をうち立てることは非常に難しいし、一度失われた信頼を再構築するのはさらに難しい。国産粉ミルク産業はこうした事実を冷静に認識し、信頼の再構築に向けた長期的な心の準備を行う必要がある。製品原料の拠点の建設や生産、貯蔵、輸送、加工の各段階における品質の安全性を着実に強化し、一歩ずつ足場を固め、誠実さと良心によって一度は離れてしまった人々の信頼を徐々に回復しなければならない。
監督管理の面では、関連部門が引き続き取り組みを強化するほか、情報公開と透明性を一層高めることが、努力すべき重要な方向性だ。たとえば粉ミルクに対する検査では、サンプル採取がどのようなプロセスに基づいているのか、独立性や公正さを確保しているか。各サンプルの具体的な状況はどうか。サンプルにはどのブランド、どの生産ロットがあり、採取地点はどこか、といった点がポイントになる。このような方向性での努力によって、国産粉ミルク産業のドアが大きく開かれ、強い光が差し込むことになり、人々の信頼の再構築が加速するものと期待される。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年5月13日