○外来者と地元民の居住環境、格差大
だが、北京では、急速に都市化が進むと同時に、以下の難問も生まれた。
1 人口・資源・環境の問題が顕著化した。
2 外来者と地元民の分化が進んだ。
「基本的な公共サービスを受ける上で、今もなお不平等が存在している」「都市部住民と農村部住民の収入格差や教育・医療・社会保障の分野でのギャップが解消されていない」など、地元民と外来者との間の新たな分化という問題が、日ごとに著しくなっている。
市統計局担当者は、「流入人口、特に出稼ぎ農民の居住環境は、北京地元民とかなり大きな落差があるのが現状で、就業・医療サービス・子供の入学などで、外来者が地元民と同じ待遇を享受することは不可能だ。流入人口に対するサービスと管理の強化は、都市化プロセスにおいて北京が直面している重要問題となっている」と指摘した。
国家統計局の統計データによると、2013年末の時点で、中国の都市化率は53.73%に達した。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年2月17日