世界自然遺産の武陵源風景名勝区、1週間無料公開
世界自然遺産に登録されている湖南省武陵源風景名勝区管理局は9日、「第3回世界自然遺産無料公開ウィーク」を実施することを発表した。2013年12月25日から2013年12月31日まで、武陵源風景名勝区が世界中の観光客に無料公開される。中国新聞網が伝えた。
武陵源区人民政府の緒傑・副区長は、「世界自然遺産無料公開ウィークは、世界の人々に遺産資源を展示する上での重大措置。武陵源世界自然遺産に対する全人類からの関心と愛に報い、世界の人々が世界遺産について知り、世界遺産を訪れ、世界遺産を保護し、全人類の共有財産をシェアするきっかけとなることを目指している」と話した。
無料公開期間中、世界中から訪れる観光客は、張家界国家森林公園、索渓峪景勝区、天子山景勝区、楊家界景勝区など武陵源風景名勝区内の主な観光名所を無料で見学できる。ただし、風景名勝区内の交通機関は無料対象外。
また、無料公開期間中には、中国第2回「大学生世界自然遺産保護フォーラム」、「カメラマン1千人による武陵源撮影コンテスト」、環境保護PR活動「世界遺産を護り、我らの武陵源を愛する」など一連のイベントが開催される。
武陵源は、国内初の国家森林公園であり、初の世界自然遺産であり、世界初の地質公園。また、中国第一弾5A級観光地や全国文明景勝観光地などさまざまな栄えある称号を与えられ、「拡大された盆景、仙境の縮図」と讃えられている。2010年、武陵源の独特な石英質砂岩で構成された峰林峡谷の地形は、権威ある国際地質学界から「張家界の地形」と命名された。
このほか、武陵源風景名勝区では、年齢18歳以下の学生は、2014年5月31日まで、身分証(パスポート・住民証明)や学生証など有効な証明書を提示すれば、入場料が無料となる。
現在、武陵源風景名勝区は、第3回張家界・武陵源全国風景撮影コンテストへの出品作を2014年6月30日まで募集している。中国撮影家協会の個人・団体会員は全員、必要手続きを済ませた上で、武陵源風景名勝区に無料で入場できる。その他の撮影団体や一般の撮影愛好家に対しては、応募作品撮影時の入場料割引が実施される。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年12月10日