「土豪か否か」を判定する計算式、ネットで話題
「土豪」は、最近のネット大流行語だ。しかし、「土豪」の正しい定義については、誰も知らない。ある求人情報サイトがこのほど、「メンツ指数が0.7以上の人は土豪」という「土豪の定義」を発表した。同サイトはさらに、「メンツ指数」を算出するための公式を公開、ネットユーザーは続々と、この公式を使って自分の「メンツ指数」を試算したが、残念なことに、「成金」の条件を満たす人はほぼ皆無だった。あるネットユーザーは、「自分は『土(ださい、野暮ったい)』なだけで、『豪』が全くない。『土豪』とは程遠い」とコメントした。一方、この計算式に疑いの眼を向けるネットユーザーも多く、「たとえ平凡な毎日を過ごしていても、足るを知って常に楽しく生活し、心の内がとても豊かな世界の住人になれる。反対に、もっともっとと欲を出すと、周りを見下すようになってしまうだろう」との見方が上がった。西安晩報が伝えた。
○メンツ指数0.7以上で土豪?
最近、「土豪」という言葉がネット上で大流行している。北京のあるネットユーザーがこのほど、自分の年収をネット上に公開し、「自分は土豪に入るだろうか?」と他のネットユーザーに尋ねた。年収30万元(約488万円)との投稿に、500件以上のコメントが集まった。このうち、最も賛同者が多かったのは、某求人情報サイトのCEOが投稿したコメントだった。このCEOは、「メンツ指数公式を使えば、土豪か否かを簡単に判定することができる」と書き込んだ。
「メンツ指数公式」とは一体何だろうか?「メンツ指数」は、「1-体面を保つ生活を送るための支出/収入」で算出できる。この公式は、北京・上海・広州三大都市における六大業界の高級職を対象に実施した調査に基づいて導かれており、ある人の一流都市での生活が、「メンツ」を保つことができるレベルか否かを測ることができる。このうち、「体面を保つ生活を送るための支出」は、衣食住、交通、観光、レジャーなどの日常経費。「メンツ指数」が高くなればなるほど、生活も「体面を保つ」ことができる。調査によると、「メンツ指数」の平均値は、マネージャークラスの人の場合0.516、総監クラスの人で0.727だった。メンツ指数0.7以上の人は、「土豪」の部類に入るという結論が得られた。
また、世帯(夫婦2人)を単位に計算すると、「体面を保つ」生活のための毎月の支出は、住宅ローン3千元(約48800円)、交通費1500元(約24400円)、食費3500元(約56900円)、買物代2千元(約32500円)だった。このほか、「土豪」としてのメンツを保つために、固定費以外に臨時出費として使えるお金が1カ月1人あたり5千元(約81300円)以上必要であることが明らかになった。