WTTC:中国は10年後、世界最大の観光経済体に
世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)は先日、2014年度総会に関するプレスブリーフィングで、2023年に中国が世界最大の観光経済体になるとの予測を示した。今後10年間で、アジアの観光業の平均成長率は年5-7%に達し、観光業はアジアに4700万人の雇用を創出すると見られる。人民日報海外版が伝えた。
2014年度WTTC総会は2014年4月24、25両日に海南省三亜市海棠湾で開催。WTTCは大手企業の社長、会長、最高経営責任者100人近くを含む、世界観光業界のリーダーで構成する組織。毎年4月に開催する総会は、観光業界の「ダボス会議」と称される。毎年、観光業界の大きな発展が見込まれる都市が開催地に選ばれる。「国の海岸」と称えられる海棠湾は、海南省で亜竜湾に続き重点的に建設された高級国際臨海レジャー・リゾート地。国際的な高級ホテルが立ち並び、ショッピング、医療など観光関連設備が整い、中国の臨海レジャー・リゾート地で最高水準にある。
国家観光局の呉文学副局長はプレスブリーフィングで「今後5年間で中国人の海外旅行者総数は延べ4億人を突破する見通しだ。2015年までに中国国内の観光客数は延べ33億人を突破し、中国大陸部外から訪れる観光客数は延べ1億5000万人を突破する。中国は世界最大の観光目的地、世界第4の観光客出身国となる見通しだ。国家観光局は国際観光交流・協力をかねてから強く重視している。現在、中国国民の団体観光目的地国・地域はすでに150に達している。中国と他の国・地域との間の航空運輸協定は110件余り、就航都市は100余りに達し、世界の多くの国や地域が中国人観光客向けビザ発給をすでに簡素化したか、現在簡素化に取り組んでいる。国家観光局は海南省が観光業を先導とし、近代的サービス業を主導とする特色ある経済構造の形成を加速し、世界一流のレジャー・リゾート島の建設に力を入れることを支持する。海南省が2014年度WTTC総会を成功させることを支持する」と説明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年11月3日