きょうの人民日報「微博」--庶民の生活に密着する宅配員
「宅配便です」、「私の荷物ありませんか?」。よく耳にするフレーズだ。大小の荷物を抱えて、街を縦横無尽に駆け巡り、玄関や仕事場に登場する宅配便の配達員。庶民の生活に密着した存在だ。配達員は「高収入」だと思われているが、陰で彼らが払っている努力はあまり知られていない。1が4つ並ぶことから中国で「独身の日」とされている11月11日前後は、オンラインショッピングの繁忙期となり、配達員にとっても1年で最も忙しい時期となる。荷物を受け取る機会があれば、「ありがとう」と一言お礼を言おう。
【杭州の配達員が仕事中に突然死】浙江省杭州市で10月30日、宅急便の配達員・邱厚金さん(37)が通路で倒れている所を発見された。発見当時既に心肺停止状態だったという。邱さんは、実家で暮らす子供3人を養うために、3か月前から配達員の仕事をしていた。邱さんの妻は「毎日6時に家を出て、夜の8時か9時に帰宅していた」と語る。配達員は「高収入」と思われがちだが、1件当たりの配達料は5角(約8円)。本当にたいへんな仕事だ。