中国、29日より35都市で全国共通交通ICカードが利用可能に
天津で29日、「2013年全国都市共通カード発展年会・第12回スマート都市建設・モノのインターネット応用発展フォーラム」が開催された。同フォーラムで明らかになったところによると、天津、遼寧省瀋陽市、福建省福州市など18都市で29日より、全国共通交通ICカード「一カ通」の使用が可能になった。これで、同カードが利用できる中国の都市は計35都市となった。同カードを持っている人は、使用可能地域でカードを使って公共交通機関を利用できるほか、現地のカード利用割引サービスも受けることができる。人民日報が報じた。
現在、中国全土の600以上の都市のうち、約440都市がICカードを使った支払いシステムを導入し、うち約160都市が「住宅都市農村建設部(省)」のICカード基準に基づいてシステムを構築している。160都市には北京、上海、重慶、天津の4直轄都市や省都の90%、ほとんどの地級市が含まれており、5億9千万人をカバーしているという。累計発行数は4億枚以上。統一的な基準体系やセキュリティシステムは、異なる地における共通ICカード利用の前提となる。
利用可能な35都市は以下の通り。
上海、寧波、紹興、湖州、台州、常熟、蘭州、白銀(2012年7月より)
南昌、永州、葫蘆島、錦州、江油、撫順、昆山、江陽、淮安(2013年4月より)
天津、瀋陽、福州、三亜、湛江、無錫、南通、遼源、松原、克拉瑪依(カラマイ)、楡林、龍岩、舟山、泰州、長興、駐馬店、鷹潭、凱里(2013年10月29日より)。 (編集KN)
「人民網日本語版」2013年10月30日