国慶節連休明け 「出社が嫌で仮病欠勤したい」多数
8日は、大型連休後初めての出勤日だ。昼夜が逆転し、飲み食いに明け暮れるというリズムの乱れた日々が原因で、「連休明け症候群」にかかったと自覚しているネットユーザは40%に達した。倦怠感、眠気、食欲不振などさまざまな「症状」が人々をこの上なく苦しめ、極端になると、「仮病」を使って欠勤するという「わるだくみ」を思いつき、実行に移す人までいるようだ。成都晩報が伝えた。
○決して稀ではない仮病欠勤
某企業の部門責任者である董氏(29)は、今回の国慶節連休を利用して海外旅行を楽しみ、疲れてくたくたになって帰国した。9月28日に出発し、観光・ショッピング・移動で慌ただしい日程をこなした。長時間フライトに加え、時差ボケに襲われ、「寝るべき時間に寝られず、起きるべき時間に起きられず、本当に参った」と彼は振り返った。
7日明け方に成都に戻った董氏は、「全身がぐったりし、力が入らず動けない」状態で、午後まで寝て起きても症状は変わらなかった。だが、中間管理職である彼は、何か理由をつけて欠勤することなどできなかった。とうとう、仮病を装い、病院で医師に休業を必要とする旨の「診断書」を書いてもらうという「奥の手」を考え出した。「上手くいけば、あと数日は仕事を休め、体調を整えて『生き返る』ことができる」-董氏はこう考えた。
7日、複数の病院の緊急外来担当医に尋ねたところ、董氏のように「仮病を使って休暇を延長するケース」は決して特別ではないことが分かった。ある大病院の救急外来担当医は、「頭痛や胃の不調を理由に、診断書を書いて欲しいと依頼された。見たところぐったりしていてどこか悪いようだが、検査の結果、どこにも異常はない。患者が本当に病気でない限り、診断書を書く訳には行かない。仮病を装うなどもってのほかだ」と話した。
○オンライン調査:「連休後、眼がくらみ、頭がふらふら」4割
「連休明け症候群」のケースは、董氏だけではない。某調査サイトが実施したアンケート調査によると、有効回答者300人中、「連休後、眼がくらみ、頭がふらふらし、睡眠のリズムが乱れた」と答えた人は126人(42%)に達した。また、連休後再開した仕事の効率について、「定められた業務のほんの一部しかこなせなかった」とした人は26.3%、「仕事に戻っても、まだ休暇中の気分が続いている」と答えた人は8.3%だった。