北京、人口が2000万人突破 生活費高騰で一時的居住者は減少 (2)
定住者の増加は都市発展新区に集中
統計によると、2012年の年末の時点で、首都機能核心区である東城区、西城区、崇文区、宣武区の人口は219万5千人で、市全体の10.6%を占めた(05年比2.7ポイント減)。一方、都市発展新区の定住者の数は市全体の31.6%となった(05年比4.8ポイント増)。05年以降、増加した定住者の数の45.4%が都市発展新区に集中している。
分析
このような現象が発生している原因に関して、陸教授は「核心区の政府が昌平区や豊台区、大興区などに『安置房』(古い住宅街を解体する場合、元の住民に提供される不動産)を建設しているため、定住者がそこに移転している」と分析している。
さらに、陸教授によると、西城区の人口密度が最も高く、1平方キロメートル当たりに2万5千人が生活している。陸教授は「この数字は、世界の大都市と比べても高い。人口が多いことは核心区の機能と関係がある。例えば、各種機構や病院、企業などだ。そのため、人口密度の問題を解決するためには、それらを郊外に移すことが必要」との見方を示している。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年9月18日