様々なアイデアで快適な睡眠を目指す日本人
中国メディアが見る日本 それぞれの国で睡眠の習慣は異なる。アメリカ睡眠財団(NSF)が行った「第1回国際睡眠調査」によると、それぞれの国の睡眠習慣には長所と短所がある。生命時報が伝えた。
同調査ではメキシコ、カナダ、ドイツ、日本、英国、米国の6カ国、1500人の25歳から55歳の国民を対象に行われ、睡眠習慣や寝室の配置、パジャマまで詳細に比較し、各国の国民の睡眠の質に影響を与える要素をさぐった。
調査結果によると、日本人の週末の睡眠時間が最も短く、平均でわずか6時間22分、米国人は6時間31分となっている。またメキシコ人の35%は週末でも8時間以上の睡眠時間を確保している。
週末は多くの人が娯楽に夢中で、睡眠時間を削ったり夜更かししたりする。米国国家科学基金会によると、睡眠不足は中風や糖尿病、早死のリスクを大きく高める。成人は毎日少なくとも6-8時間眠る必要があり、週末でも祝日でも睡眠リズムを崩さない方がよい。
様々なツールの助けを借りる日本人
調査結果によると、米国人の44%は毎日快適に睡眠がとれ、31%は週のうち数日しか快適に眠れず、20%は余りよく眠れず、その他の5%は快適に眠れないとなっている。これと逆に、日本人は54%が比較的快適な睡眠を確保している。睡眠不足は人間の生活の質に深刻な影響を与え、労働生産率の低下や社交性・感情への影響、免疫力低下などを生じる可能性がある。メキシコ人の74%と米国人の73%が、睡眠不足が健康に影響を与えていると答えているが、日本人は睡眠不足の影響を受けることが少ない。
これは日本人の睡眠の環境によるものだろう。日本では一般的に睡眠が重視されており、多くの「睡眠研究所」や「睡眠障害コンサルティング機関」がある。日本人は快適な純綿の寝具を選んだり、枕をオーダーメイドしたりする。また多くの日本人が睡眠を助けるアイマスクやいびき防止器などの「小道具」を使っている。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年9月18日