疲れやすい秋、就寝前の携帯操作は睡眠に悪影響
昔から、「春は眠たくなり、秋は疲れやすくなる」と言われている。秋本番が近づくにつれて、多くのネットユーザが、「秋が来て、どうしようもなく疲れやすい」と微博(ウェイボー、ミニブログ)上に愚痴を書き込み始めた。医師は、「季節の変わり目は、確かに人々の睡眠にある程度影響を及ぼす。夏から秋への変わり目も例外ではない。夏の間、人々は体力をかなり消耗し、暑さからかなりのダメージを受け、汗を多量に流し、睡眠時間も比較的短かった。従って、秋が来れば誰もが一気に疲れを感じる」と指摘、秋が疲れやすいのは、人体の生理的反応であるとの見方を示した。西部網が報じた。
睡眠のゴールデンタイムは、午後10時から午前3時ごろと言われている。この時間帯に深い眠りについていると、免疫システムの修復と体力の回復に非常に効果が高い。従って、夜は午後11時までに就寝した方が良い。特に、徹夜は避けるべきだ。徹夜をすると、抵抗力・集中力の低下や気分の塞ぎ込みなどの原因となる。
サラリーマンのほとんどは、毎朝起きるのに目覚まし時計を使っている。しかし、目覚まし時計の甲高い音で睡眠が突然中断されると、たとえ目を覚ましても、身体の調子が上がらず、頭もボーッとしたままだ。一方、太陽の光が睡眠に及ぼす影響は非常に大きい。人体のバイオリズムは自然のリズムと適応しており、太陽の光は人体をごく自然に覚醒させることができる。よって、カーテンを開けて朝の光を取り込むことは、最良の「目覚まし時計」となる。目覚めのためのゆるやかなテンポの音楽をかければ、効果はさらに増す。
「秋の疲れやすさ」を上手に和らげ、睡眠の質を高めるためのポイントは次の通り。
1 夕食を食べすぎない。腹7?8分目を心掛ける。寝る前の夜食は極力避ける。
2 山芋、ユリ根、金花菜(ウマゴヤシ)、蓮の実など神経を鎮める作用のある食品を適宜摂取すれば、安眠に効果的だが、寝る前に食べてはならない。
3 適度な運動は、睡眠の質を高め、秋の疲れを取るのに効果的だ。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年9月13日