携帯料金各国比較 日本の通話料は安くない
米国IT情報サイトのTechHiveは6日、「米国のスマートフォン料金は世界最高値ではない」(No,U.S. smart phone costs aren't highest in the world)という記事を掲載、世界主要国の携帯にかかる本体価格や通信費について比較を行った。
これによれば、携帯にかかる様々な費用を合計すると、米国のスマホユーザーが支払う費用は日本やドイツとほとんど変わらないという。実際、米国人のスマホ料金は世界で最も安いわけではないものの、最高値というわけでもない。スマホの本体価格は世界各地で大差はなく、キャリアのサービス料金に違いがあるというのが実情だ。
各国の携帯サービス料金の違いを調査するため、このサイトでは米国、オーストラリア、中国、ドイツ、日本、イギリスという世界の代表的な携帯市場で、iPhone5の2年契約で必要な平均料金を各国の主要携帯キャリアの類似料金プランで比較した。
これによれば、イギリスのiPhone5使用料が最も安く、月々たったの64.70ドル(約6260円)だった。日本がこれに続き、74.11ドル(約7170円)。ドイツは92.13ドル(約8910円)で第三位につけた。中国聯通(チャイナ・ユニコム)は月々96ドル(約9290円)、オーストラリアは116.23ドル(約11240円)だった。米国の大手キャリアであるAT&T、Sprint、T-Mobile、VerizonなどでiPhone5を使うと平均105ドル(約10160円)という結果だった。
iPhone5のイギリスでの使用料金は調査対象6カ国で最安だった。携帯キャリアEEでは、ユーザーはたった1553ドル(約150220円)を払えば、2年間の通信料を含むプランが使える。EEは各国語に対応、データ通信量も選択できる。たとえば、iPhone5ユーザーが破格の通信量が使いたければ、月々15ドル(約1450円)を支払えば10GBが使用できる。この料金プランにはデータローミングは含まれていないことには注意が必要だ。だが、イギリスは欧州のほかの国からさほど離れておらず、ユーザーがローミングをしたくなれば、月々18.42ドル(約1780円)の国際ローミングプランを追加すればいい。