きょうの人民日報「微博」--歴史を忘れることは裏切り行為
客観的な存在である歴史は、最高の教科書でもある。ドイツの社会思想家、フリードリヒ・エンゲルスの言葉を借りるなら「歴史が我々のすべて」だ。歴史をすべて忘れてしまう民族に未来はない。歴史を忘れることは裏切り行為でもある。中国人が歴史を胸に刻んでいるのは、過去に経験した苦しみや悲しみをいつまでも引きずっているからではなく、歴史が民族の精神・民族の魂を形作っているからだ。
【満州事変から82年、国恥を1日も忘れてはならない】82年前の1931年9月18日、中華民国奉天(現瀋陽)郊外の柳条湖で、旧日本軍が南満州鉄道の線路を爆破した事件に端を発し、「九・一八事変(満州事変)」が勃発した。その後の旧日本軍の攻撃で、中国人3500万人の血が流されたことを忘れてはならない。また、他国に後れを取ればたたかれ、発展してこそ強大になれることも忘れてはならない。そして、国恥を胸に刻み、自分を強くしなければならない。