ウェンディ・デン夫人、マードック氏との離婚に敏腕弁護士を起用 (2)
■ 推測:より多くの財産分与を獲得するための「3つの方法」
ウェンディ・デン夫人側は、離婚調停でより多くの財産を獲得するために、さまざまな材料を集め、準備を進めている。
1 2人の娘(グレースさん・クロエさん)を夫人が育て、後見人となることから、養育費と監護権。
2、北京などにある共有名義の不動産
ニューヨークにある夫妻名義の不動産の時価は9千万ドル(約88億4700万円)を上回る。夫妻はそれぞれ、カリフォルニア州、北京、ロンドンに不動産を購入しており、クルーズ船も保有している。共有名義財産の総額は明らかではない。
3、信託基金の争奪戦
マードック一族の信託基金は、不動産と並ぶ財産分与の焦点となっている。一族が持つニューズ・コーポレーションの議決権株式は、信託基金を通じて保有されている。マードック氏が亡くなった後、彼と1番目・2番目の妻との間に生まれた4人の子供が、信託基金の受託者を指名する権利を持つ。グレースさんとクロエさんは、議決権株式を保有しているが、受託者を指名する投票権は持っていない。ウェンディ・デン夫人側は、2人の娘が、他の4人の子供と平等の権利を持っているかを丹念に検討し、これらの約束事を少しでも自分達の有利な状況に変えることできないかどうか、さらにはマードック氏に他に子供がいないかどうかまで調査している。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年8月1日