道路のアスファルトが溶けても天気予報の気温は30度?
南京市のあるネットユーザーが11日、「微博(ウェイボー・ミニブログ)」で、「温度計を、南の窓に置いておくと、午前10時20分に38度、午後12時10分に48度にまで上昇し、12時半には爆発した。温度計のパネルには接着剤が溶けた後もあった」とツイートし話題に。次々に転送された。楊子晩報が報じた。
毎年、夏の時期になると、道のアスファルトが溶けそうになり、石の上では目玉焼きが作れそうなぐらい暑いのに、気象台の予報はなぜ気温30度ぐらいなのかという疑問の声があがる。では、気象台は、気温をわざと低めに伝えているのだろうか?
気象専門家は「気温と地面の温度の差」と説明。「気象上の『気温』は、直射日光を避け、風通しがよく、熱の跳ね返りを防ぐため、芝生などの上1.5メートルの高さに設置されている百葉箱で測ったもの。このような条件では、1つの地域の代表的な温度を測ることができ、その地域の唯一のデータとなる。暑さの厳しい夏の午後、外出すると日光を直接体に浴びるうえ、周囲には熱を吸収し、熱の跳ね返りの強いコンクリート製の建物やアスファルトの道路、車の排気ガスなどがあり、ヒートアイランドとなっている。そのため、通常、市民が感じる気温と、実際の気温には大きな差ができる」と解説している。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年7月12日