中国・鳥インフル、新たに11人感染確認 計60人に
【中日対訳】 中国国家衛生・計画出産委員会は14日、H7N9型鳥インフルエンザに関する最新情報を発表した。これによると、4月13日午後5時から14日午後5時の間に、新たに11人の感染が確認された。地域別の内訳は、上海市3人、江蘇省2人、浙江省4人、河南省2人。また、同期間中、新たに2人の死亡が確認された。人民日報が報じた。
現時点で、中国全国のH7N9型鳥インフルエンザ感染者は60人、死者は13人。地域別の分布状況は、北京1人、上海24人(うち9人死亡)、江蘇省16人(うち1人死亡)、浙江省15人(うち2人死亡)、安徽省2人(うち1人死亡)、河南2人と、6省・直轄市の29地域(地級市レベル)に及んでいる。患者との濃厚接触者は、医学的観察から、全員異常は認められていない。人から人への感染例も、今のところ確認されていない。
感染拡大情勢について、専門家は、特に著しい変化は発生していないとの見方を示した。中国疾病抑制センターはすでに16万人分の試薬を全国各地に配給、31省(自治区・直轄市)すべてのインフルエンザ監視測定ネットネットワーク実験室を網羅している。現在、国内の全インフルエンザ監視測定ネットワーク実験室では、H7N9型鳥インフルエンザウイルスPCR検査を実施する設備が備わっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年4月15日