中国の私費留学者、昨年は37万4500人
中国教育部(教育省)は28日、中国は今年、教育事業へのIT応用を引き続き推進し、農村部の小・中学校の質を向上させる方針を明らかにした。また、海外に留学する中国人は増加の一途をたどり、2012年度は37万4500人が自費で留学した。人民日報が報じた。
中央財政は、2010年以来、累計32億6千万元(約485億1900万円)の特定項目資金を拠出し、中西部農村の立ち遅れた学校にマルチメディア教室約20万室を建設した。また、約1万5千授業時間分の視聴覚教育教材データベースを構築し、農村部の全小・中学校に無償で提供、農村学生1億6千万人が利用可能となった。今年は、全国農村部の小・中学校約10万校に、通信容量10メガ以上のブロードバンドアクセスシステムを導入する計画で、農村学生全体の50%がその恩恵にあずかる見込み。
教育部は、質の高い国内外の協力による学校運営を、海外の優秀な教育資源を導入するための主要ルートとする方針だ。2013年1月の時点で、審査認可機関の許可を得て法律にもとづき設立・運営されている中外協力校・プロジェクトは計1780件に達した。
2012年に中国から外国に赴いた留学者の総数は39万9600人、うち国費留学は1万3500人、企業・団体・機関の派遣留学は1万1600人、私費留学は37万4500人。2012年、中国で学ぶ外国人留学生の総数は32万8千人余り。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年3月1日