中国の大学生7割「自分は下層または中下層」 (2)
社会・経済的地位に関する大学生の自己評価も下がっており、自分は「下層」あるいは「中下層」に属すると考える大学生は、全体の約7割に上った。
■大学生の過半数、「政治に関心あり」
報告によると、1980年代・1990年代生まれの大学生は、個人に対する社会保障や私有財産を非常に重視しており、さらには、かなり強烈な「個人主義」カラーを打ち出している。
統計データによると、在学生の63.9%と卒業生の69.8%は、「私有財産は、国有財産や集団財産よりも保護されるべき」という考え方に基本的に賛成している。国と個人の関係という点で見ると、「国や集団の利益のために、個人の利益を犠牲にするのはもはや時代遅れ」という考えに「反対」「やや反対」と答えた人は48.6%にとどまり、「賛成」は40.5%、「分からない」は10.9%だった。
また、1980年代・1990年代生まれの大学生は総じて、政治に関心があり、政治への参加意識や政治に関して論じる意識がかなり高いことが、調査によって判明した。在学生の63.4%と卒業生の60.7%は、「自分には公的政策の意思決定に参与する能力がある」と自負していた。また、在学生の66.8%と卒業生の65.3%は「自分には、政府の行うことについて評価する資格がある」と考えていた。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年12月25日