中国人、無動力帆船による世界一周航海に初成功
無動力帆船「日照」号を操縦するテキ(「羽」の下に「隹」)墨さん(1968年山東省生まれ)は16日10時頃、山東省日照市万平口一号埠頭に着岸、人々から熱烈な歓迎を受けた。中国人で無動力帆船による世界一周航海を果たしたのは、テキさんが初めて。
テキさんは2007年1月6日に日照港から出航、初の世界一周の旅に出た。彼の操縦する帆船は「日照」号と命名された。
「日照」号は出航後、黄海、東中国海、南中国海を経て、ジャカルタ、マダガスカル、喜望峰を通り、パナマ海峡を通過、インド洋、大西洋、太平洋を横断、40以上の国家・地区に寄港した。約2年に及ぶ総航程3万3467海里(約6万2千キロメートル)の航海を経て、2008年12月12日に南中国海に到着した。
テキさんは今年2月12日、海南省三亜市に到着した。帆船を修理した後、深セン、厦門、上海に寄港しながら母港への帰還を目指した。(編集KM)
「人民網日本語版」2009年8月17日