チベット山崩れ　21遺体発見　行方不明者は2カ所に集中 (2)

救援活動は続行

　犠牲者の遺体が発見された場所は、主に2カ所に集中しており、ここから、テント・衣類・包丁なども掘り出された。この状況から、関係者は、行方不明の作業員たちは、この2カ所に集中していると判断している。

　○見通しは厳しいが、救援活動は続行

　武装警察交通部隊指揮部の向明清・副参謀長は、生き埋めとなった人々が生還する可能性は低いが、救援活動をストップするつもりはない。救援のための設備や人力の投入をより強化する方針だ」と語った。

　山崩れが発生した山体には亀裂が生じ、2次災害が起きる恐れがあるという。

　3月31日午後6時の時点で、救援隊員が掘り起こした土石の量は、105万立方メートルに達した。

　国家安全生産監督管理総局の楊棟梁・局長は3月30日午後、墨竹工◆県で、災害の原因調査を進めるため、関連専門家による災害原因調査チームを発足させたと語った。

　楊局長は、「今回の山崩れの原因、山崩れが起きた地質の構造、より深い段階での原因について精査を行い、その結果を一般公開するつもりだ」と話した。（編集KM）

　＊◆は「上」と「下」が上下に組み合わさった字

　「人民網日本語版」2013年4月1日