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王岐山副総理、米大統領と会談

写真:ホワイトハウスで会談する王岐山副総理とオバマ米大統領

 訪米した中国の王岐山副総理は20日、ホワイトハウスでドニロン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と会談した際、オバマ米大統領とも会談した。

 王氏はオバマ氏に感謝を述べ、胡錦濤主席、習近平総書記の伝言とあいさつを伝えた。王氏は「新しい大国関係の構築は偉大な事業」とした上で、内容を絶えず充実化・開拓すると同時に、双方の合意・意向を政策や行動として具体化し、両国関係の持続的で健全な発展の原動力に転化する必要性を指摘。今後も対米関係を重視する姿勢を強調し、「さらに広範囲・高水準の協力を展開し、地域的・国際的な課題に共同で対処することで、両国人民に幸福をもたらしたい」と述べた。

 経済協力については「両国関係の安定器」と位置付け、「今年は『上海コミュニケ』発表40周年の節目に当たり、二国間の貿易額は5千億ドルに迫っている」と指摘。「両国関係の健全で持続的・安定的な発展に向け、新たな情勢下で経済対話を継続・充実化する方策を米国側と検討したい」との意向を示した。

 これに対し、オバマ氏はまず胡主席と習総書記へのあいさつを述べ、力強く率直で実りの多い関係を2期目も構築する姿勢を表明。「世界経済が低迷する中、強力で効果的な経済関係の構築が今後も米中関係の柱。双方はチャンスをつかみ、試練に立ち向かい、力強い経済対話を進めるべきだ。対話が率直であるほど積極的かつ建設的な方法で意見の隔たりを処理できる」と対話の重要性を強調し、「習総書記との会談に期待している」と述べた。

 王氏はドニロン氏との会談では、両国関係や国際的・地域的な安全情勢などについて米国側の意見を聞き、回答を行った。

 王氏は同日、ガイトナー米財務長官とも会談し、両国の経済関係や世界の経済情勢について意見交換を行った。(編集YT)

「人民網日本語版」2012年12月23日

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