日本の副総理がナチスに学べと鼓吹 国内外から激しく非難される (3)
■論説:劉江永・清華大学現代国際関係研究院副院長
麻生氏の今回の発言は憲法改正に関するこれまでの日本の発言において最も常軌を逸したものであり、国際社会の高い注目と激しい非難を招くのは必至だ。日本国憲法は日本の根幹をなす大法であり、第96条は憲法改正には衆参両院の3分の2以上の賛成を要すると明確に定めており、国会で十分な討論を経なければならず、国家の根幹をなす大法についての日本国民による十分な協議も必要だ。これは日本の現在の法制の規定であり、国際常識でもある。麻生氏の今回の発言は、日本国民でありながら日本国憲法を尊重せず、民意も尊重していないことの反映だ。ナチスの手口を採用するという言い方は、彼が日本国民を無視し、第2次大戦のファシズム勢力およびその軍事独裁の手法がアジア隣国および日本自身にもたらした深刻な損害を何ら反省していないことを完全に物語っている。1つ確かなこととして、麻生氏の今回の発言によって、日本の民衆は日本政治の右傾化がすでにどの程度まで進んだのかを理解することになる。このため日本国内と国際社会は日本政界の推移を一段と注視する必要がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年7月31日