李克強総理がパキスタン訪問 両国の友情の新たな一里塚 (2)
■互恵・ウィンウィンの新たな契機
--重要分野の経済貿易協力を深化
蒋耀平商務副部長(商務次官)は外交部の先日の内外プレス向けブリーフィングで、李総理の訪問中に政府間経済貿易協定も調印されることを明らかにした。現在中国にとってパキスタンは南アジア第2の貿易パートナー、南アジア最大の投資相手国、海外の主要な建設請負市場だ。近年相互貿易額は増加し続け、2012年には124億1700万ドルに達した。パキスタンにとって中国は第2の貿易パートナー、第2の輸入相手国、第4の輸出相手国だ。両国企業はインフラ、交通、通信、エネルギー分野で緊密に協力している。
「特に製造業分野で双方の協力には巨大な潜在力がある」。北京大学南アジア研究センターの王旭主任助理は「これも李総理の今回の訪問で一層推進されうる経済貿易協力の方向だろう」と指摘。「パキスタン国内に対中自由貿易区を増やして中国の製造業の工場を誘致すれば、中国企業の国際的発展が効果的に促されるのみならず、パキスタンの製造業の高度化も促される」と述べた。
李総理の今回の訪問によって「外的環境の変化に左右されない」関係を基礎にした、電力、インフラ、製造業など重要分野の経済貿易協力の一層の深化が促され、両国の互恵・ウィンウィンに新たな契機がもたらされるかもしれないと専門家は分析する。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年5月22日
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