春節(旧正月。今年は1月31日)に合わせた7連休期間中、中国の映画市場は大盛況となった。その勢いを引き継ぐかのように、バレンタインデーの14日、人気ドラマの映画版「北京愛情故事(Beijing Love Story)」や劉韵文監督の「過界男女(Bends)」などの恋愛映画6作品が封切られる。人民網が報じた。
「北京愛情故事」で監督デビューを果たした陳思誠・監督は、1月に女優の佟麗婭(トン・リーヤー)と挙式を行ったばかりの新婚ホヤホヤ。そんな陳監督の手掛けたラブストーリー作品に注目が集まっている。同作品には、俳優の王学兵(ワン・シュエピン)、梁家輝(レオン・カーフェイ)、女優の劉嘉玲(カリーナ・ラウ)、余男(ユーナン)など、そうそうたるメンバーが出演しているほか、ロマンチックなギリシャでロケが行われるなど、高級感漂う仕上がりとなっている。
「過界男女」では、人気女優・劉嘉玲(カリーナ・ラウ)演じるアンナが玉の輿に乗り悠々自適な暮らしをしていたが、夫が失踪。そんな中、妻と大きな溝ができていた人気俳優・陳坤(チェン・クン)演じる彼女の運転手と禁断の愛に落ちる様子が描かれている。劉監督は、「同作品では大胆なテーマを取り入れ、一般の男性とセレブの女性の恋を通して、身分の異なるカップルの恋愛を表現している。同テーマに触れた中国の映画はほとんどない」と紹介している。
同日に公開される映画のうち、唯一の3D映画である「江南愛情故事(The Destiny)」のメガホンを取ったのは、任鵬(レン・ポン)監督。女優の王歓(ワン・ ホアン)や沈秋雨などが主演を務め、1930年代に江南(長江より南の地域)の古い村で展開される甘くて苦いラブストーリーを描いている。
そのほか、俳優・杜淳(ドゥー・チュン)や女優・穎児らが主演する「誰説我們不会愛(Unexpected Love)」や米ホラー映画「キャビン」、范秀明監督が旗を振った時代劇「菊花台」なども同日封切られ、バレンタインデーを盛り上げる。 (編集KN)
「人民網日本語版」2014年2月13日