シカゴ国際映画祭が開幕
第49回シカゴ国際映画祭が10日夜、米国中部のシカゴで開幕し、シカゴシアターのレッドカーペットには多くの俳優や映画関係者らが登場した。新華網が伝えた。
同映画祭は、インターナショナル・コンペティション部門、ニュー・ディレクターズ・コンペティション部門、ドキュメンタリー・コンペティション部門などいくつかの部門で構成され、今年は60あまりの国と地域から計180作品が出品された。
中国の劉郁監督作で、北京の一般住宅街に住む三世代の男性を描く「The Blinding Sunlight(原題:刺眼的陽光)」は、ニュー・ディレクターズ・コンペティション部門に出品された。
また、同映画祭では今年からセクシュアルマイノリティ映画にスポットライトを当てる「Q-Hugo Film Award」が新設され、香港の雲翔監督の「Voyage(原題:遊)」、台湾の陳駿霖監督の「Will You Still Love Me Tomorrow?(原題:明天記得愛上我)」を含む13作品が出品された。
オープニング上映では、米ジェームズ・グレイ監督作で、オスカー女優のマリオン・コティヤールが主演する「The Immigrant」が上映された。ポーランド移民の女性が米国で悲惨な生活を送る様子を描く同作品について、グレイ監督は「私のおばは104歳まで生きたが、かつて米国に移民したばかりのころの物語をいろいろと語って聞かせてくれた。その物語がこの作品のきっかけとなった」と語った。
グレイ監督はまた、何度か中国を訪れ、中国の映画関係者とも知り合ったとし、「中国も興味深い作品をいくつも生み出している」と語った。
同映画祭は北米で最も古く歴史のある映画祭のひとつで、24日まで開催される。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年10月12日