外交部「遺棄化学兵器被害の一掃は、日本の歴史的・政治的・法的責任」
人民網日本語版 2024年09月25日14:37
外交部(外務省)の林剣報道官は24日の定例記者会見で、化学兵器禁止機関(OPCW)代表団の訪中について次のように説明した。
9月17日から22日にかけて、化学兵器禁止機関の事務局長、執行理事会議長、化学兵器禁止条約(CWC)締約国会議議長、及び13ヶ国の化学兵器禁止機関政府常駐代表(大使)や代表が訪中した。
今回の訪問は、日本が中国に遺棄した化学兵器をできるだけ早期に、全面的かつ完全に廃棄し、化学兵器禁止条約の権威を守り、「化学兵器なき世界」という目標を達成することがテーマだ。訪中期間中、代表団は日本による遺棄化学兵器の発掘・回収・廃棄などの作業現場を実地調査した。各方面は、化学兵器禁止条約は日本による遺棄化学兵器の廃棄義務を明確に定めており、化学兵器禁止機関が引き続き厳粛な審議、監視、検証を実施し、関連規定の実効性ある実行を確保することを支持すると強調した。
遺棄化学兵器による被害の一掃は日本の逃れることのできない歴史的、政治的、法的責任だ。中国は化学兵器禁止機関が日本側の約束履行状況の監視においてさらに大きな役割を果たし、「化学兵器なき世界」という崇高な目標の達成に向けて引き続き努力することを希望する。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年9月25日
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