外交部「遺棄化学兵器の廃棄加速を日本に強く促す」
人民網日本語版 2024年07月31日15:54
外交部(外務省)の30日の定例記者会見で、林剣報道官が日本の遺棄化学兵器に関する質問に答えた。
【記者】「中華人民共和国政府及び日本国政府による中国における日本の遺棄化学兵器の廃棄に関する覚書」の署名から、30日で25年になる。関連作業の進捗状況と中国側の懸念は。
【林報道官】日本が中国に化学兵器を遺棄したことは、日本軍国主義が中国侵略戦争中に犯した最も重大な犯罪の一つであり、今日に至るもなお中国国民の生命と財産及び生態環境の安全に深刻な脅威を与えている。中国は日本の遺棄化学兵器の問題を非常に重視しており、化学兵器禁止条約及び中日両政府間の覚書に従って1日も早く安全かつ完全な廃棄を行うよう日本側に促し続けている。
中国側の力強い支援の下、日本側は現在までに約13万発の遺棄化学兵器を発掘・回収し、約10万発を廃棄した。しかし、日本側からの投入が不十分かつ不均衡であるため、廃棄プロセスは全般的に依然として深刻に遅滞しており、廃棄計画はすでに4度期限を過ぎ、いくつかの重要で難しい問題は未解決のままであり、廃棄の進展が深刻に妨げられている。
遺棄化学兵器による被害の一掃は、日本にとって回避することの許されない歴史的、政治的、法的責任だ。中国は日本側に対して、中国側の懸念を真剣に受け止め、しっかりと約束を履行し、責任を果たし、あらゆる面で投入を強化し、遺棄化学兵器の処理プロセスの加速に全力を挙げ、全面的、完全かつ正確に廃棄計画を実行し、1日も早く中国国民にきれいな土地を還すよう強く促す。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年7月31日
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