海南初の空港公道自動運転シャトルバスが営業開始

人民網日本語版 2024年07月18日13:05

海口美蘭国際空港の第2ターミナル高架橋に停車中の自動運転シャトルバス。画像提供は海口美蘭国際空港

海口美蘭国際空港の第2ターミナル高架橋で17日、車体に「自動運転」の文字が書かれたシャトルバスがバス停に入った。これは空港内での自動運転技術応用もこれが海南省初となる。中国新聞網が伝えた。

自動運転シャトルバスイノベーションテストプロジェクトは、同空港が滬能馭势(海南)智慧サービス有限公司と共同で実施し、便利なスマート化サービスにより同空港の旅客サービスの質と効率を高めることを目的に、主に第1ターミナルと第2ターミナルの高架橋間の環状線接続に用いられる。旅客は第1ターミナル、第2ターミナルの出発ホール5番ゲートの外で自動運転シャトルバスに無料で乗車できる。営業時間は午前7時から翌日の午前4時までで、30分に1本運行する。

同空港自動運転シャトルバスの車体の前後には、レーザーレーダーとハイダイナミックレンジカメラモジュールが設置されており、車外のその他の車両、歩行者、障害物、信号、路面標示、各種交通標識などを識別でき、通常の道路環境で、運転手の操作なしで車線変更、バス停の出入り、交差点通過などの自動運転を遂行できる。

また自動運転シャトルバスは車載スマート運転システムと、目標の位置、速度、大きさ、方向などを感知するレーザーレーダーを組み合わせ、周辺環境の検出と追跡を実現し、自動運転シャトルバスに安全、正確、効率的な意思決定計画を提供することができる。自動運転シャトルバスには、緊急事態に備えて全行程を通じて安全オペレーターが同乗する。

同空港によると、今回の自動運転シャトルバスプロジェクトの営業開始は、同空港のスマート空港建設の持続的な推進の重要な成果であり、将来的にはさらに自動運転技術のより多くのシーンでの応用を持続的に模索するという。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年7月18日

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