中国初の大型総合閉鎖型スマートコネクテッドカー試験場が運営開始
長江デルタ(塩城)スマートコネクテッドカー試験場で飛行テストを行う中国の国産空飛ぶ車。撮影・劉園園
中国初のスマートコネクテッドカー及び自動運転能力テストの全シーンの要求をカバーする大型総合閉鎖型スマートコネクテッドカー試験場である長江デルタ(塩城)スマートコネクテッドカー試験場が16日、運営開始された。科技日報が伝えた。
同試験場は中国自動車技術研究センター有限公司が出資する中汽研自動車試験場股份有限公司が建設したもので、もっぱらスマートコネクテッドカー及び自動運転自動車の研究開発・テストに用いられる。
長江デルタ(塩城)スマートコネクテッドカー試験場の投資額は計15億元(1元は約21.8円)で、敷地面積は約266.7ヘクタール。8本のスマートコネクテッドカー専用テスト道路、3万2000平方メートルの試験室、そしてそれに合わせた石油、電気、水素、エタノール総合エネルギーセンターを建設。同試験場は世界一流の自動車研究開発テスト集積地の構築に注力する。スマートコネクテッドカー及び自動運転能力テストの全シーンの要求をカバーすると同時に、大型商用車全項目テスト能力を満たす。
同試験場が持つ閉鎖型自動車試験場で建設された世界初で唯一のリアルなトンネルシーンは、GPS測位信号がなくインターネット信号が遮断される際に、スマートコネクテッドカーの感知、計算、意思決定、実行などの機能をテストすることができる。
このほか、同試験場のスマートコネクテッドマルチ車線性能道路の直線区間の距離は2100m、幅は24 mで、スマートコネクテッド高速環状道路と連結した後は10車線になる。同テスト道路は設計時に将来の空飛ぶ車のテストの要求を考慮した。スマートコネクテッドカーのテストの需要を満たすほか、一般航空のテストに寄与し、「低空経済」(低空域飛行活動による経済形態)の発展をサポートすることができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2024年7月18日
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