中国の科学者、カリフラワーの進化過程と花蕾形成の分子メカニズムを解明

人民網日本語版 2024年05月15日09:20

天津市農業科学院の科学研究チームはこのほど重要な研究成果を上げた。大量の科学研究により、カリフラワーの進化過程と花蕾形成の分子メカニズムを解明し、カリフラワー高品質ゲノム研究の国際的な空白を埋めた。これに関連する成果はすでに国際的学術誌「ネイチャー・ジェネティクス」に掲載された。新華社が伝えた。

今回の研究は天津市農業科学院野菜研究所カリフラワー育種チームと生物研究所農業ゲノミクスチームが、中国農業大学園芸学院の林濤教授のチームと共同で実施したものだ。科学研究チームはカリフラワーゲノムをより上位のV2バージョンにアップデートし、既存のカリフラワーゲノムをさらに改善した。その上、ゲノミクスビッグデータを利用し、科学研究者はカリフラワーの生産量、質、病虫害への耐性などの重要な農業形質と関連する9つの重要遺伝子を特定した。また科学研究チームはカリフラワー971系統及びその近縁種を網羅する突然変異グループマップを利用し、カリフラワーを5つのサブグループに分類した。そのグループの構造を詳細に区分し、カリフラワーの段階別の栽培化の過程を解析した。

中国はかつて、長期間にわたりカリフラワーの種子の輸入に依存していた。カリフラワー育種の技術的な難題を解決するため、天津市農業科学院野菜研究所カリフラワー育種チームの主導で、2000年以降に独自の知的財産権を持つ40以上の新品種の育成に成功した。(編集YF)

「人民網日本語版」2024年5月15日

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