広東の大学、学生3万1000人に「新学期のお年玉」

「大人にはなりたくない！いつまでもお年玉をもらいたい！」。大学生がキャンパスに戻って最初にルームメイトに会ったときに話すのは、この話題かもしれない。このほど、珠海科技学院は全校の学生3万1000人に「新学期のお年玉」を配布した。

2024年5月18日に創立20周年を迎える珠海科技学院は、この喜びを在学中の全ての学生と共有するため、各種クーポン券4万枚が含まれる3万人分のお年玉を用意した。教員から学生に配るか学生自身が抽選するかの2パターンがあり、全ての学生に行き渡るよう十分な数が準備され、金額はランダムになっている。

学生が受け取るお年玉には食堂で使える6元（1元は約20.9円）分のミールクーポンが入っており、「六六大順」（すべてうまく行きますように）という意味が込められている。また3.5元から126元までとさまざまな金額の「大学版消費クーポン」1万枚がランダムに入っており、火鍋レストラン、ミルクティーカフェ、グルメショップ、スーパーマーケット、携帯電話・コンピューター修理店などの大学の構内にある70数店舗、シェア自転車や学内バスなどの移動交通手段を利用する時に使用でき、学生の飲食・住・移動をカバーしている。

広東省では正月のお年玉を「利是」と言い、「派利是（お年玉を渡す）」はこの地域の伝統だ。「利是」は金額はそれほど多くないが、大事なのは金額ではなく、新年を迎えて「おめでたいメッセージ」を伝え、相手の幸福と幸運を願うことにある。（編集KS）

「人民網日本語版」2024年2月29日