年5回の連休の旅行計画を立て、飛行機チケットも予約済みのある中国人夫婦
1年の始めに1年間分の旅行用の飛行機チケットを予約してしまうというのは、どんな気分なのだろうか?海南省三亜や黒竜省哈爾浜(ハルビン)といったネット上で人気となっている都市から他の都市に向かう飛行機チケットが高騰していることが注目を集める中、高額の飛行機チケットをできるだけ避け、旅行費用をできるだけ安くするために、すでに今年1年の旅行スケジュールを立て、その全ての飛行機チケットを予約している旅行好きがいる。中国新聞網が報じた。
2024年の旅行のスケジュールを立てた珊珊さんが予約した飛行機チケット(写真提供・珊珊さん)。
10枚の飛行機チケットが1年間の励みに
春節(旧正月、今年は2月10日)に合わせて今月10日から17日が8連休だった中国。女性の珊珊さんは連休中に、普段は忙しい仕事のことは忘れ、韓国・釜山に5日間旅行に行った。そして、旅行から帰って来ると、すでに計画済みの次の旅行に対する期待を高めるのだった。今回の旅行では、彼女は夫と二人で、観光スポット15ヶ所を巡った。そのスケジュールは全て旅行前に立て、きっちりと計画通りに旅行するというのが二人のパターンになっている。
春節から国慶節(建国記念日、10月1日)までの年に5回の連休に旅行することと、そのための10枚の飛行機チケットが、珊珊さんにとって1年間を通じた励みになっている。
旅行の計画を立てるのが好きだという周玫さんが立てた雲南旅行の計画(写真提供・周玫さん)。
珊珊さんは夫と二人で2023年下半期から約半年かけて旅行先を決め、査証(ビザ)の申請手続きをし、飛行機チケットを購入し、ホテルの予約を取り、旅行中の具体的なスケジュールを立てるなど、2024年の旅行の計画を綿密に立ててきた。二人は5日間の有給休暇を、法定の祝祭日とうまく組み合わせているほか、飛行機チケットの価格や為替レートの動きからも目を離さず、一番お得な時にそれを予約しているという。
珊珊さんは「2024年の全ての祝祭日と有給休暇の計画をすでに終えている。私たちは、計画がたいへんだとは全く思っておらず、逆にその過程を楽しんでいる。それは息抜きの一つということができ、計画を立てている時は忙しい生活から抜け出すことができる」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年2月27日
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