車45台が標高4000メートルの雪山越えて新疆の小学生165人を学校へ
人民網日本語版 2024年02月28日14:12
新疆維吾爾(ウイグル)自治区喀什(カシュガル)地区葉城県の小学校では今月22日から、新学期が始まった。車45台に分かれて乗った生徒165人は、標高4000メートルの雪山2座を越え、約5時間かけて達西合休郷政府中心小学校に到着した。光明網が報じた。
葉城県西合休郷の巴什却普村や阿亜格却普村、亜爾阿格孜村、庫蘭阿古村の小学生165人を乗せて郷政府中心小学に向かって雪山を走る車45台(撮影・馬甲兵)。
県の行政中心地から165キロ離れている葉城県西合休郷は標高が3500メートル以上あり、山に囲まれている。多くの山の頂上は、万年雪または万年氷で覆われている。
道路で除雪作業をする除雪車(撮影・馬甲兵)。
西合休郷に所属する9行政村も、谷間に散在しており、最も遠い村は、郷政府から200キロ以上離れている。さらに、標高が高く、地形が複雑で、雪が積もっているといった悪条件が重なっているため、車の通行も極めて難度が高い。
生徒の荷物を運ぶ教師たち(撮影・馬甲兵)。
今月21日、車が道路をスムーズに通行できるよう、西合休郷は作業員を動員し、除雪車を投入して、つづら折れの山道で除雪作業を行った。そして、葉城県の交通警察大隊と協力して、小学生を学校へ送り届けた。
車に乗って約5時間かけて小学校に無事到着したある小学生は、「おじさんたちが車で送ってくれるので、とても安心」と話していた。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年2月28日
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