800以上の「いいね!」が寄せられる医師が「グッドドクター賞」受賞!
浙江大学医学院附属児童病院・腫瘍外科の王金湖主任医師の微信(WeChat)のモーメンツへの書き込みの下には、「いいね!」を寄せた人のアイコンがスワイプしてもなかなか最下部に到達しないほどずらりと並んでいる。あるネットユーザーは、ざっと見積もっても、1列当たり「いいね!」を寄せた人のアイコンが22枚並んでおり、全部で39列あって、一番下の列のアイコンは21枚なので、合わせて857の「いいね!」が寄せられているとしている。
そしてこの王医師がこのほど発表された2023年度浙江大学の「グッドドクター」賞を受賞したことで、再びネットユーザーの注目を集めている。
患者保護者からの微信追加を断ったことは一度もなし
857人から「いいね!」が寄せられている王医師の書き込みには、「3年の治療を終えた親子3人がはるばる杭州へまたやって来た。再検査のためではなく、錦旗(感謝の印として贈る旗)を届けるためだ。私たちのことを高く評価し、励ましてくれて本当にありがとう。3年前のことを思い出す。13時間に及ぶ手術というのは、私たちにとっては、よくあることだが、どんなに緊迫した手術でも時間が経てば記憶が薄れてしまう。でも手術を受けた子供とその両親にとっては、きっと一生忘れられないことだろう。『医師の模範』と言われるのは恐縮であるものの、医師は重責を担っており、一生勉強しなければならない。そして、思いやり、勤勉、卓越を追求し、絶望している患者の一筋の光になれるよう努力しなければならない」と綴られている。
その書き込みには、患者の家族から贈られた「錦旗」の写真が添えられており、患者のプライバシー保護のために、その一家の顔の部分は丁寧にモザイク処理が施されている。
寄せられている「いいね!」の数が正確かは別として、モーメンツに目を通すと、「いいね!」を押した人の王医師を高く評価する気持ちが伝わってくる。そして「いいね!」を押している人の多くは王医師の元患者の保護者たちだ。
王医師は、「患者が必要としていることを知っているので、患者保護者からの微信追加を断ったことは一度もない」と話す。
そして、「ほとんどの患者の保護者たちは、ちょっとしたことで連絡してくることはない。非常に重要なことがあった時やどうしても連絡しなければならない時にしか、連絡してくることはない。いつも手術を終えると、スマホを見て、その日入っていた連絡に返信するようにしている。ほとんどの人が自分からの返信を受け取り、安心を覚えてくれる」と話す。
ネットユーザー「これこそが庶民からの評価!」
ネット上に、王医生に治療してもらったエピソードを書き込んでいる患者はたくさんいる。
「金子」というハンドルネームのネットユーザーは、浙江大学医学院附属児童病院の微信公式アカウントに、「私はかつて王医師に救ってもらった16歳の元患者。王医師は私にとって命の恩人だ」と書き込でいる。
また別の患者の保護者は、「娘は早産で、出生時にはわずか1800グラムしかなかった。しかも先天性十二指腸閉鎖も患っていた。でも、王医師が執刀してくれて、手術は大成功。娘は今もう7歳になった」と書き込んでいる。
ネットユーザーからは、「これこそが庶民からの評価だ!」といったコメントが寄せられている。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年1月26日
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