浙江大学で来年の幸福を願って魚を捕るイベント 1トンの豊漁に沸く

人民網日本語版 2023年12月26日16:39

12月22日午前、浙江大学海寧国際キャンパス(浙江省海寧市)にある中心湖は、多くの人で賑わっていた。同キャンパス主催のイベント「冬至捕魚 『聯聯』有魚(冬至に魚を捕り、みんなで魚と来年の幸福を願う)」に参加するためだ。集まった人々は来年の幸福・安寧・健康を引き寄せようとの願いを込め、漁網のロープをしっかりつかんでいた。

同キャンパスの教員・学生は漁師と一緒に湖の岸辺のぬかるみに足を踏み入れて漁網を手にし、他の人たちも漁網に沿って長く一列に並んだ。その視線の先には、緑色の大きな網が湖面を横切るように設置され、丸々と太った魚を捕る準備を整えていた。

湖の両側の岸に陣取った2つのチームが力を合わせて漁網を岸辺へと引き寄せていくと、波立つ湖面にたくさんの魚がピチピチと元気よく跳ねる様子が見られた。

漁網が岸に引き上げられると、湖を囲んで見ていた人が豊漁をその目で確かめようと歓声を上げながら集まってきた。

イベントで捕れた魚はコクレン、ソウギョ、アオウオ、フナなどで約1トンに上り、一番大きなものは重さが17.5キログラム、長さが65センチメートルもあった。

記念撮影をした後、捕れたばかりの魚はすぐにキャンパス内の食堂に運ばれ、シェフが炒めたり揚げたりして見事な手さばきで調理。味も香りも見た目も素晴らしい魚料理が次々に出来上がり、多くの人々が舌鼓を打っていた。(編集KS)

「人民網日本語版」2023年12月26日

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