上海から3800キロ以上離れた黒竜江省漠河までバスで旅行する若者が話題に
「上海からバスで漠河に」というハッシュタグがついた話題が検索のトレンド入りしている。現実離れした「大言壮語」と感じる人もいるかもしれないが、江夏さん(23)はすでにその旅を始めている。
バスの旅2日目の1月16日朝に、江さんが江蘇省泰州市で乗ったバスの乗車券。
上海の大学に通う医学生だった江さんは2022年、9日間をかけて上海から公共バスで北京に行き、ネット上で大きな注目を集めた。
そんな江さんは今月15日、大学院受験を終え、アルバイトで稼いだお金と奨学金を手に、公共バスで黒竜江省漠河市の北極村に向かう長い旅を始めた。
江さんは16日間をかけて、2000ヶ所以上の停留所を通過して、3865キロ離れた漠河まで行く計画だ。
なぜ公共バスで旅行?
江さんは、「僕は地理が好き。すぐに目的地に到着してしまうのではなく、途中の山や川の景色をゆっくりと楽しみたい。今回は3865キロの旅で、2000ヶ所以上の停留所を通過するが、旅行費用をなんとか1500元(1元は約20.6円)以内に抑えたい」と説明する。
旅行費用は「アルバイトで稼いだお金と奨学金」と誇らしげに話す江さんは、「前回公共バスで北京に行ったが、少し物足りなかった。最近、黒竜江省の哈爾浜(ハルビン) に旅行に行くのが流行している。子供のころから南方エリアで暮らしているので、東北エリアに行ったことはなく、哈爾浜の氷雪大世界にもぜひ行ってみたいし、東北エリアの朝市のグルメも食べてみたい。見たり聞いたりしたことをネット上で紹介して、東北エリアに行きたいと思っているネットユーザーと一緒に『オンライン観光』したい。漠河に到着したら、『緑皮車』(従来の普通列車)に乗って生まれ故郷の安徽省に帰る計画。春節(旧正月、2024年は2月10日)前には戻って、おばあちゃんと一緒に餃子を作りたい」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年1月19日
注目フォトニュース
関連記事
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn