中国が「空飛ぶ絨毯」のような衛星を開発中

人民網日本語版 2023年11月23日10:20

人工衛星メーカーの銀河航天公司は今月21日、新世代通信衛星の研究開発を展開中であることを明らかにした。それは将来的にスマホと衛星が直接通信するブロードバンド通信に対応するための開発だとしている。科技日報が報じた。

「銀河航天」の創始者である徐鳴董事長兼CEOは同日、重慶市で開催された「第1回明月湖航空宇宙情報産業国際エコシステムイベント」において、「新たに開発中の衛星の外観は『空飛ぶ絨毯』のようで、表面に通信可能なアンテナだけでなく、太陽エネルギーを衛星のエネルギー源にできるソーラーパネルも搭載されている。フェーズドアレイレーダーと太陽電池パドルが一体となった通信衛星で、そのキーテクノロジーは『翼陣合一』と呼ばれている」と説明した。

アンテナは、衛星通信システムにおいて一番要となる部分で、電波の送受信の質を左右するカギとなる要素だ。大型アンテナを使用することで、電波の送受信のゲインが高まり、通信の質も高まる。「翼陣合一」が採用された衛星は、アンテナの面積が巨大であると同時に、強力なエネルギー源システムも備えており、電波の出力機能が非常に高くなっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年11月23日

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