国際子午線環シンポジウム2023が北京懐柔科学城で開幕

人民網日本語版 2023年09月15日13:23

国際子午線環シンポジウム2023並びに「一帯一路」(the Belt and Road)宇宙天気研修会が14日、北京懐柔科学城で新たに落成した国際子午線環計画本部ビルで開幕した。これは懐柔科学城の国際子午線環計画本部ビルの正式な完成と稼働開始も示している。中国新聞網が伝えた。

国際子午線環計画本部ビルの除幕式。画像提供は中国科学院国家宇宙科学センター

国際子午線環計画本部ビルの除幕式。画像提供は中国科学院国家宇宙科学センター

国際子午線環計画(International Meridian Circle Program,IMCP)は、中国の科学者が提案し主導する国際ビッグサイエンス計画だ。子午プロジェクトを中核に、東経120度、西経60度の子午線環沿線の数十の国・地域の1000台以上の各種機器と共に、世界分布型の地上観測ネットワークを形成し、地球空間環境の全緯度、全天候、全要素の観測を行うことにより、太陽・地球活動という二重駆動における地球空間物質・エネルギーの運動法則の研究を深め、宇宙天気の世界的な特徴と変化の法則及びその世界的な変化との相互の影響を研究し、地球災害への対応及び国家宇宙安全の政策決定に科学的根拠を提供する。

国際子午線環計画のポスター。画像提供は中国科学院国家宇宙科学センター

国際子午線環計画のポスター。画像提供は中国科学院国家宇宙科学センター

国際子午線環シンポジウム2023並びに「一帯一路」宇宙天気研修会は、世界の太陽・地球空間分野のリーダーとなる科学者の育成、特に若手学者に交流の場を提供し、「一帯一路」の発展途上国の宇宙分野の学生及び若手学者に貴重な勉強の機会を提供し、良好な研究協力関係を構築することを趣旨としている。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年9月15日

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