2023年の「未来科学大賞」が発表

人民網日本語版 2023年08月17日14:43

未来科学大賞委員会は16日、2023年受賞リストを発表した。科技日報が伝えた。

西湖大学生命科学学院植物免疫学講座教授の柴継傑氏、中国科学院遺伝・発育生物学研究所研究員の周倹民氏は、レジストソームを発見するとともに、その構造及び植物の病虫害抵抗性における機能を解明した独創的な活動により「生命科学賞」を受賞した。

中国科学院院士で、国家超伝導実験室学術委員会主任の趙忠賢氏、中国科学院院士の陳仙輝氏は、高温超伝導材料の画期的な発見と転移温度の体系的な上昇の独創的な貢献により「物質科学賞」を受賞した。

Facebook AI研究院(FAIR)研究科学者の何愷明氏、曠視科技有限公司元首席科学者の孫剣氏(故人)、蔚来自動運転研究開発首席専門家の任少卿氏、曠視研究院基礎科学研究責任者の張祥雨氏はディープ残差ラーニングを打ち出し、人工知能に基礎的な貢献を成し遂げたことから、「数学・コンピューター科学賞」を受賞した。

未来科学大賞は2016年に設立されたもので、科学者と経営者が共同発起した民間科学賞で、中華圏で優れた科学技術の成果を上げた科学者を奨励するのがその目的だ。同賞はオリジナルの基礎科学研究を重視し、「生命科学賞」「物質科学賞」「数学・コンピューター科学賞」という3つの賞を設立し、年に1回で、賞金はそれぞれ100万ドル。(編集YF)

「人民網日本語版」2023年8月17日

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