国家インターネット情報弁公室はこのほど、国家発展・改革委員会、教育部(省)、科学技術部、工業・情報化部、公安部、国家ラジオ・テレビ総局と共同で、「生成AIサービス管理暫定規則」を発表した。2023年8月15日より施行。科技日報が伝えた。
生成AI(人工知能)技術は近年急速に発展しており、経済・社会の発展に新たなチャンスをもたらすと同時に、フェイクニュースの拡散、プライバシー侵害、データセキュリティ、偏見・差別などの問題ももたらしている。生成AIの発展と安全をいかに統括するかが各方面の注目を集めている。国家インターネット情報弁公室の関係責任者は、「同規則の発表は生成AIの健全な発展を促進する重要な要求で、生成AIサービスのリスクを防止する現実的な需要でもある」と説明した。
発展を促進する具体的な措置については、同規則は生成AI技術の各業界・各分野における革新的な応用、積極的で健全な、ポジティブで社会的利益となる優良コンテンツの生成、応用シーンの模索・最適化、応用エコシステムの構築を奨励する。また、生成AIのアルゴリズム、アーキテクチャ、半導体及び関連するソフトウェアプラットフォームなどの基礎技術の独自イノベーション、生成AIに関連する国際ルールの制定への参加を奨励すると明確化した。
同規則は、生成AIサービスの提供者は法律に基づきプレトレーニングやトレーニング最適化などのトレーニングデータ処理活動を行い、合法的なソースからのデータ・基礎モデルを使用すべきだ。知的財産権に関わる場合は、他者が法律に基づき享受する知的財産権を侵害してはならない。個人情報に関わる場合は、個人の同意を得るか法律や行政法規が定めるその他の状況に合致しなければならない。トレーニングデータの質を高める効果的な措置を講じ、トレーニングデータの真実性、正確性、客観性、多様性を高めると明確化した。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年7月17日