中国はこのほど、関連データを発表し、2023年1-5月の経済情勢に関して報告した。」
▷消費市場の運営状況
今年1-5月の社会消費財小売総額は前年同期比で9.3%増加し、成長率は1-4月を0.8ポイント上回った。
5月単月の中国の社会消費財小売総額は前年同期比12.7%増の3兆7800億元だった。
▷対外貿易の状況
今年1-5月には、中国の物品貿易の輸出入総額が前年同期比4.7%増の16兆7700億元に達した。5月単月で見ると同0.5%増の3兆4500億元となり、単月の輸出入額が4ヶ月連続でプラス成長になった。
▷外資導入の状況
2023年1-5月には、全国の実行ベース外資導入額が前年同期比0.1%増の5748億1000万元に達した。
1-5月には、全国で新たに設立された外資系企業は1万8532社で、前年同期比で38.3%増加した。
▷対外投資の状況
1-5月には、中国の非金融分野の対外直接投資は前年同期比24.2%増の3564億6000万元に上り、米ドルに換算すると同16.1%増の517億8000万ドルだった。
そのうち中国企業が「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国で行った非金融分野の直接投資は同19.6%増の630億6000万元で、同期の同分野の対外直接投資総額の17.7%を占めた。
対外請負プロジェクトを見ると、23年1-5月には、中国の対外請負工事の完成工事高は同8%増の3719億5000万元となり、新規契約額は同2.6%減の4938億7000万元だった。
そのうち、中国企業が「一帯一路」沿線国で請け負った対外請負工事の完成工事高は2044億6000万元で同期の総完成工事高の55%を占め、新規契約額は2432億9000万元で同期の新規契約総額の49.3%を占めた。
▷関連データ
・中国5月の自動車市場は緩やかに回復
中国自動車工業協会が発表した最新のデータによると、今年5月には、中国の自動車生産台数は前年同期比21.1%増の233万3000台、販売台数は同27.9%増の238万2000台になった。そのうち新エネルギー自動車(NEV)の生産台数は同53%増の71万3000台、販売台数は同60.2%増の71万7000台となり、市場シェアは30.1%に達した。輸出を見ると、5月の中国全土の輸出台数は同58.7%増の38万9000台に達した。
・今年の中国の宅配便数は5月末時点ですでにに500億件に
国家郵政局の統計によると、今年の中国の宅配便業務量は5月31日の時点ですでに500億件に達した。500億件に達するまでに要した日数は新型コロナウイルス感染症前の2019年と比べて155日少なく、前年の2022年と比べると27日少なかった。
39日で100億件を突破し、5ヶ月で500億件を突破する。毎月「100億レベル」で増加する宅配便業務量は、中国経済の活力の縮図だと言えるだろう。
(編集JZ)
「人民網日本語版」2023年6月30日