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「ペットと泊まれるホテル」が中国でますます人気に 予約6割以上増

人民網日本語版 2023年06月30日13:25

写真提供・北京商報

写真提供・北京商報

夏休みシーズンが近づき、旅行の予約が大幅に増加したと同時に、ペットと一緒に出かける旅行の予約もますます増加し、ペットと泊まれるホテルの数もより多くなっている。

オンライン旅行会社の同程旅行がまとめたデータでは、端午節(端午の節句、今年は6月22日)連休期間に、同程のプラットフォームではペットと泊まれるホテルの予約量が前年同期比で63.99%増加した。そのうち広州、重慶、成都、長沙などのホテルが最も人気があるという。

コンサルティング会社の艾瑞諮詢が発表した「2023年中国ペットコンテンツ価値研究白書」によれば、ペット消費市場はこれからも成長傾向が続き、2023年の市場規模は約3924億元(1元は約20.0円)に達する見込みだ。また「2022年中国ペット消費報告」によれば、飼い主が増加を続けており、「95後(1995年から1999年生まれ)」が明らかに中心的地位を占めて、割合は36.8%に達した。ペット消費市場は若年化しながら発展し、各ホテルグループの注目点になっている。

写真提供・亜朶集団

写真提供・亜朶集団

亜朶集団の康韋副総裁は、「ペットをテーマにしたホテルの客室を利用する人は、ペットを旅行に連れていくニーズのある若者が中心だ。ここ数年、『ペット経済』や『孤独経済』が人気で、ペットはますます多くの若者にとって精神的なよりどころとなった。そこで亜朶は『ペット向けサービス』業務に初めて取り組んで『ペットが泊まれる客室』を打ち出した。これは、若者層が抱える問題をよりよく解決するためでもある」と述べた。

華美酒店の顧問機関の最高知識責任者(CKO)でシニアエコノミストの趙煥焱氏は、「90後(1990年代生まれ)と80後(1980年代生まれ)がペットと一緒に旅行に出かける人の中心だ。こうした人々にとってペットは今や精神的なよりどころで、ペットと泊まれるホテルはこうした人々に的を絞った運営をする必要がある。同時に、ペット経済は多くのホテルにニーズの増加をもたらし、ここ数年はペットと泊まれるホテルの数も増加を続けている」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2023年6月30日

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