中国の高速列車の「座席無し」チケットは空きがあれば着席可

中国のネット上で最近、「高速列車は『無座(座席無し)』チケットでも着席可能」というハッシュタグのついたトピックが話題となっている。あるネットユーザーは、「座席無しチケットは、ずっと立っていなければいけないというわけではなく、『指定の座席がない』という意味。座席の上のランプの色に基づいて、座る席を探すことができる」と書き込んでいる。

ネットユーザーがアップしたランプの色ごとの説明。

4月19日午後、鉄道システムの12306カスタマーサービスセンターに電話をすると、サービススタッフは、「ほとんどの場合、座席無しチケットというのは、指定の座席がないということを意味している。つまり、空いている座席があれば、座ることができる。または、乗務員に座席を探してもらうこともできる。ただ、満席の場合、座席無しチケットの乗客は立っているしかない」と説明してくれた。

一部の高速列車の車両の座席の上の座席番号の横には3色のランプが設置されており、乗客はその色に基づいて、座席の使用状況をチェックすることができる。緑のランプは、「空席」を意味し、座席無しチケットの乗客が使用することができる。赤のランプは、「座っている乗客がいる」ことを意味し、座席無しチケットの乗客が使用することはできない。オレンジのランプは、「現在は空席だが、途中の区間から座る乗客がいる」ことを意味し、座席無しチケットの乗客は、乗客が使用していない区間に関しては、その座席を使用することができる。

また同スタッフは、「チケットは、列車が発車する直前まで購入可能となっているため、ランプが緑からオレンジに変わったり、赤に変わったりというケースもある」と注意を呼び掛けている。（編集KN）

「人民網日本語版」2023年4月24日